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茶杓の選び方のポイント
抹茶をすくうときに使う茶杓。お茶を点てる時に必ず使うお道具の1つです。棒状のシンプルな道具ですが、季節に合ったものや「銘(めい)」入りのものを選ぶなど設えの楽しさを広げてくれる道具でもあります。 こちらでは選び方のポイントをご紹介しますので、茶杓選びの参考にしてくださいね。
①使うシーンで選ぶ
茶室でお茶を点てて飲むイメージがあるお茶会ですが、野点(のだて)と言われる屋外で行うお茶会もあります。また規模の大きいお茶会の時は、茶室ではなく水屋でお茶を点てて提供することもあり、それぞれで使う茶杓が違います。使うシーンに合わせて茶杓を選ぶことが大切です。 ◎茶杓 一般的な茶杓は、長さは18cm前後のものが多いです。お稽古から茶会まで幅広く使えます。 ◎野点用茶杓 持ち出しに便利なように、短めな作りのものや2つに折りたためるものがあります。 ◎水屋用茶杓 大人数のお茶会を行う時に水屋で使う茶杓です。一般的な茶杓よりも匙部分が大きく、1すくいで薄茶1杯分の抹茶をすくうことができるため、お客様をお待たせすることなくお茶を点てることができます。
②節の位置で選ぶ
竹製の茶杓は節の位置や有無によって位があります。節のない無節の茶杓は「真」、節が柄の元にある元節の茶杓は「行」、中ほどに節がある中節の茶杓は「草」とされています。一般的に使われるのが草とされる中節の茶杓になり、お稽古はじめなどはこちらを用意するのがおすすめです。真や行の茶杓は天目点てなどの特別な茶会で使うことになりますが、茶人の流儀などで変わってくるため、確認してから使用しましょう。
③季節感のあるものを選ぶ
茶道はお茶を点てるときの作法だけでなく、掛け軸やお花など、茶室の設えも重要なおもてなしです。季節に合わせたお道具を揃えるのもその1つで、お稽古のときから季節に合わせた茶杓を用意するのが一般的。茶杓には漆で絵付けをしたものや、「銘(めい)」と言われる季語や禅語などが書かれた共筒(茶杓を入れるための筒)付のものがあります。季節感にあった絵や銘を選ぶなど趣向を凝らして揃えましょう。
④よりこだわりたいなら素材で選ぶ
茶杓は手で扱うものなので、手触りや手馴染みが良いものを使うとより愛着が湧くもの。竹製の茶杓が圧倒的に多いため、今回の記事では竹製の商品を中心にご紹介していますが、他の素材でも作られています。素材によって風合いや手触りが変わってくるので、よりこだわりたい人は素材もチェックしてみてはいかがでしょうか。 ◎竹製 一般的な素材です。弾力があり耐久性に優れています。習い始めに揃える場合は竹製を選ぶのがおすすめです。 ◎木製 桑、桜、梅、楓などの素材で作られています。手馴染みがよく木の種類によって印象も変わるので好みに合わせて選びましょう。 ◎象牙・べっこう・水牛 鎌倉時代、中国から伝来したときから使われていた素材。高級感のある素材なので特別な茶杓を選びたい方におすすめです。
お稽古はじめから特別なお茶会まで広く使えるおすすめの茶杓



この商品のおすすめポイント
岡山県岡山市でお茶と茶道具の製造を行う株式会社ほんぢ園は、1931年創業の老舗です。お茶を習い始めるために必要な道具のセット販売なども行っており、初心者は一度覗いてみたいお店です。この茶杓もお稽古用の茶杓。白竹製で使いやすい一品です。お手頃価格なので、習い始めやお子様の学校の部活動用に揃えやすいですよね。食洗機は使えませんがお湯や水で洗うことができるので、お道具をどうしても水洗いしないと落ち着かないという方にもおすすめの茶杓になります。
商品情報
■材質:竹(白竹) ■寸法:約18cm ■生産:中国製 ■箱:なし ■取扱:食器洗い乾燥器: × ■備考:ご使用後は湯または水で洗浄し、風通しのよい場所にてよく乾燥させてださい



この商品のおすすめポイント
抹茶の専門店として100年以上営業を続ける石本川口軒。通販サイトでは抹茶の種類別に特徴や風味、味を数値化して販売しており、ついつい味の違いを試したくなります。この茶杓は竹そのものの風合いを活かして作られているのが魅力的。自然の竹はそれぞれ節の形や表皮の模様が違いますが、それを楽しめるように仕上げられています。1本1本表情が違うため、自分だけの1本として使える茶杓。お手頃価格なので、いくつか購入して違いを楽しんでみてもいいですね。
商品情報
■素材:竹
この商品のおすすめポイント
飛騨高山で茶道具専門店として営業を続けている松風園まつの茶舗。飛騨高山唯一の茶道具専門店として80年以上愛され続けています。こちらのお店では、全国から集められた選りすぐりの日本茶から、急須などのお茶道具なども扱っています。この茶杓もその1つで、すす竹を使った味わいのある趣が魅力的です。すす竹とは、古い藁ぶき屋根の民家の屋根裏に使われていたもので、囲炉裏の煙で長年燻され飴色になっているのが特徴。自然にできる色合いは1本1本違い、私だけの茶杓として楽しめますよ。
商品情報
■長さ:184mm
この商品のおすすめポイント
鹿児島茶市場の指定買受人として良質なお茶を仕入れ、独自のブレンドや焙煎を行う、みのる園茶舗 。記憶に残るようなお茶を提供したいとお茶の製造販売を続けています。お茶だけでなく茶道具や茶器も扱っており、この茶杓もその1つ。黒竹の自然の色味に味わいがあり、表と裏のコントラストも素敵ですね。茶杓の中ほどに節がある中節の形で、普段のお稽古やお茶会に使いやすい一品。定番の白竹の茶杓に慣れてきて、もう少し違う趣のあるものを使いたいという方におすすめです。
商品情報
長さは約18cm(6寸)
この商品のおすすめポイント
高知県須崎市安和にある虎斑竹専門店竹虎は、日本でもこの地域でしか生育しない虎斑竹を使った竹製品を作るメーカーです。ざるや籠などの日用道具から竹を使った化粧品まで様々な竹製品を扱っています。この茶杓は独特なまだら模様が特徴の虎斑竹を使った一品です。自然にできる虎斑竹の模様が魅力的で1本1本表情が違うところが◎。裏面は拭き漆で仕上げているので手馴染みも良く、長く愛用したくなる一品。珍しい虎斑竹を使用した茶杓を使えば、いつもと違ったおもてなしができますよ。
商品情報
■サイズ:約幅1×長さ19cm ■素材:虎竹 ■原産国:日本製・国産 ※拭き漆(うるし)仕上げ
この商品のおすすめポイント
いとうや商店は100年続く老舗の花器と茶道具のお店です。茶碗や茶杓などのお道具から置炉などの少し大きなお道具まで幅広く扱っています。店主は茶道歴20年以上。お道具の相談もできるお店なので通販で購入するだけでなく店舗も訪れてみたいもの。この茶杓は節のない「真」と言われる茶杓です。使うお茶会は限られていますが、扱い方の練習としてお稽古用に揃えてもいいですね。使えるお茶会が決まっているので、使用する際は先生に確認してから使いましょう。
商品情報
■素材:本体 竹 ■サイズ:幅1センチ×長さ18.5センチ

この商品のおすすめポイント
有限会社十菱は大正に創業した老舗の茶道具とお茶の専門店です。裏千家宗家の茶室、今日庵にも出入りする信頼ある茶舗・茶道具商で、老舗のお茶や上質な茶道具を仕入れ販売しています。こちらの茶杓は京都の竹を使った節止めの茶杓です。竹の滑らかな質感が美しいですね。化粧箱入りなので収納や持ち運びにも便利。節止めの茶杓は特別なお茶会に使うことが多いですが、こちらはお稽古用とされています。使用する際は茶事の主催者に確認してから使用しましょう。
商品情報
■サイズ(cm):19.4 ■素材 竹 ■箱・外装 箱入り
この商品のおすすめポイント
島根県松江市は、不昧(ふまい)流を打ち立てた7代目松前藩藩主松平不昧公により日常的に抹茶を嗜む「お茶どころ」として有名な土地。株式会社おかやは松江市で木や竹を使った木工品や家具をつくるメーカーです。茶道具も作っており、数万本に1本と言われる希少な黒柿を使った美しい色合いのお道具が揃っています。この茶杓も黒柿を使った一品。するりとした滑らかな木肌と木目を活かした拭き漆の風合いが魅力的です。「不昧公好み」と親しまれる茶人不昧公に思いを馳せるきっかけになりますよ。
商品情報
■素材 黒柿(国産)拭漆仕上 ■サイズ 18.5センチ
この商品のおすすめポイント
6代に渡り津軽塗の製造販売を続ける小林漆器店。茶器や時計などの漆塗りの生活雑貨を販売する傍ら、「100年使える漆器」のため津軽塗の修理も行っており、一生物の逸品に出会うことができるお店です。こちらは奈々子塗りの美しい茶杓。奈々子塗りとは津軽塗の代表的な模様で、菜種をのせて出来る小さな輪紋が特徴です。何度も漆を重ねて仕上げられるので耐久性も◎。独特な模様と漆の艶は見惚れるような美しさです。普段使いにして、自分のために丁寧にお茶を点てても素敵ですね。
商品情報
■寸法:縦約18.5cm×横約1cm
この商品のおすすめポイント
滋賀県草津市の老舗茶舗、株式会社千紀園。創業は江戸末期と100年以上続く茶舗でお茶や茶道具、お茶スイーツなども販売している人気のお店です。通販ショップでは節句用の茶道具特集など、季節に合わせた茶道具の特集も組まれているので、お道具選びがしやすいですよ。この茶杓は春にぴったりな枝垂桜が描かれた一品。棗の蒔絵師である佐々木麗峰氏による枝垂桜と朱色の漆が華やかで、見ているだけで心が明るくなりますね。お客様はもちろん、もてなす側も楽しくなる茶杓です。
商品情報
化粧箱付き



この商品のおすすめポイント
株式会社芳香園は福岡県の大宰府にある茶道具や抹茶、八女茶の専門店です。運営する通販サイトには、お茶を習い始めるための入門セットから、御家元書付作品まで様々な品が揃っています。この茶杓は山中塗の秋草の絵巻が美しい作品。表の竹の素朴さと裏の蒔絵の華やかさの対比が面白いですね。蒔絵職人が1点1点丁仕上げており、丁寧な手仕事が感じられます。化粧箱入りなので使わないときに収納できるのも嬉しいですね。季節感ある茶杓を揃えれば、おもてなしの楽しさが広がりますよ。
商品情報
■ 寸法:約18cm ■ 梱包:化粧箱
この商品のおすすめポイント
愛知県名古屋市で茶道具店を営む宝雅堂。元々は古物商だったところ、日々触れる茶道具の美しさに魅せられ現店主の代で茶道具店に変更したそうで、茶道具の販売だけでなく修理やお手入れなどお道具との付き合い方も教えてくれるお店です。こちらは冬のお茶会におすすめの塗りの茶杓です。銀塗りに描かれた雪華を見ると、冬の情景が思い浮かびますよね。この茶杓にどんな茶碗や棗を合わせようかと考えるだけで楽しくなってきます。プレゼントとしてもおすすめな一品です。
商品情報
■箱:紙箱入り ■生産:国産 ■材質:白竹

この商品のおすすめポイント
兵庫県にある宇治園は創業明治37年の茶舗で、日本茶の販売からお茶道具、呉服まで扱っています。 販売するだけでなく買取なども行っており、通販サイトだけでなく掘り出し物を求めて店舗に行きたくなるようなお店です。この茶杓は夏の茶事に使うことができる、「涼風」の銘が入っているもの。夏の暑い時期にどのような思いを込めて茶室やお道具を設えるのか思いを巡らすのも楽しいですね。下削りは竹器師の影林宗篤で、銘書は大徳寺派宝林寺の住職、福本積應作となっています。
商品情報
■下削り:影林宗篤 ■化粧箱入
この商品のおすすめポイント
愛媛県松山市にある佐藤大観堂は茶道具や美術陶磁器を扱う専門店です。御家元書付の作品や有名な作家の手によるものなど、特別なお茶会に使うような逸品が揃います。こちらは裏千家十五代鵬雲斎自作箱書、千家十職の柄杓師黒田正玄下削の作品。千家十職人とは三千家の茶道具作りを任される職人のことを指します。茶道では家元の名前と作風を覚えるのも嗜みの1つ。茶道上級者としてはぜひ手にしてみたいものですよね。特別なお茶会で使用したい逸品です。
商品情報
■逸品 掘り出し物
野点におすすめの茶杓
この商品のおすすめポイント
太秦映画村や竹林の小道などの観光地でも有名な京都嵯峨野にある京都嵐山いしかわ竹乃店。竹製品の専門店として100種類以上の竹製品を作っています。京都に根付くお茶道具の伝統的な技術を守りつつ、現代の生活にも取り入れやすい道具も生み出しています。この茶杓もその一つ。野点用に折り曲げることができる茶杓です。別売りの野点用の茶筅を購入すれば、軸に収納することもできます。茶道具を持ち出す必要がある野点では、コンパクトに収納できるこの茶杓は使いやすく便利ですね。
商品情報
■サイズ:折りたたんだ状態:約 8cm 伸ばした状態: 約 14cm
この商品のおすすめポイント
岡山県でお茶や茶道具の販売を行うほんぢ園。「お茶で日本を健康にする」ため、健康茶の販売も続けています。こちらは竹にウレタン塗装を施したカラフルでかわいらしい茶杓。サイズが16cmと小さめなので野点用としてもいいですね。カジュアルな雰囲気なので、お茶を点てる以外に抹茶ラテなどを作る時に使うのもおすすめ。お茶道具は日常使いしにくいイメージがありますが、これならアイデア次第で使いまわせます。お稽古で使うときは先生に確認してからにしましょう。
商品情報
■材質 本体/竹 ■本体表面/ウレタン塗装 ■寸法 約 16cm ■重量 約 1g ■生産 日本
水屋におすすめの茶杓
この商品のおすすめポイント
奈良県生駒で室町時代より受け継がれる高山茶筅。竹筌堂はこの地で茶道具を制作・販売しているお店です。竹筌堂では伝統工芸士が500年以上の伝統を受け継ぎ、1本ずつ丁寧に茶筅を作り続けています。こちらの茶杓も丁寧に作り上げた水屋用の茶杓。1すくいで約1.5g、薄茶1杯分の抹茶をすくうことができます。茶室用の茶杓と比べすくう回数が1回で済むので、大人数で行う茶会で使えばお客様をお待たせせずお茶を提供することができ便利です。職人の手によって丁寧に作られた品を使うことで、落ち着いた心持でおもてなしができますよ。
商品情報
■寸法:長さ約15.5cm前後/幅約2.2cm前後 ※1本ずつ手作りの為、若干の個体差がございます。 ■箱:箱無し
この商品のおすすめポイント
今屋静香園は香川県にあるお茶や茶道具の専門店です。こだわりのお茶や茶道具だけでなく、お茶菓子やソフトクリームまで販売しています。節句に使える柄の茶道具やクリスマス柄の抹茶茶碗など季節に合わせた茶道具が揃っているので、茶道具選びに迷ったらぜひ覗いてほしいお店です。この水屋用の茶杓は金属製の頭と桑製の柄でできた珍しい茶杓。金属製の部分は水洗いができるので、お手入れするときにはお水で洗いたいという方も嬉しい一品。耐久性も高いので、長く愛用できますよ。
商品情報
■素材:柄 桑
通販でこだわりの茶杓を見つけよう!
茶杓は抹茶をすくうだけでなく、「茶人の茶境を表わす」と言われるほど大切なお道具です。季節感ある物を選んだり、銘で趣向を凝らしたりと楽しみながら茶作を揃えていけるといいですね。
- 茶杓にはどんなものがあるの?
長さが18cm前後の一般的な茶杓以外に、持ち出しに便利な野点用茶杓や一般的な茶杓よりも匙部分が大きい水屋用茶杓などがあります。本記事ではこの種類別に、おすすめの商品を紹介しています。
- 茶杓の選び方は?
①使うシーンで選ぶ
②節の位置で選ぶ
③季節感のあるものを選ぶ
まずは使うシーンを絞り、それからマナーや季節感も考えながら選ぶと良いでしょう。