行成 薫　KILLTASK

中二病心をくすぐる、裏社会の世界観にガッツリ浸れる一冊！

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★★★

突如裏社会の殺し屋(エージェント)として活動する事になった主人公を取り巻く謎や殺しの葛藤を描いた一冊。 他人の命を奪う事で生きる先輩エージェントたちの姿を見ながら、人間とは何かについて悩む主人公の姿には普段私たちが忘れている何かを思い出させてくれる物があります。 「天使」「悪魔」「錦蛇」といったコードネームや「図形(シグネチャ)」「意思(ウィル)」「解除(ターミネーション)」といったカタカナのルビが中二病心をくすぐるのもポイントですね。 時系列が前後するシーンが多いため、時間を空けて少しずつ読み進めると分かりづらくなる時があるかもしれません。 しっかり空き時間を作って一気に読んじゃうのがオススメですよ！